鉄をアルカリ性の水溶液に浸す事で錆を防ぐ事ができる。原理は以下の通り。
pHが10以上の場合、環境のアルカリ度の上昇とともに、鉄表面のpHも増大し、腐食速度はそれに伴って減少する。1)高濃度のOHーイオンが金属表面に吸着した水素原子を排除することによって、溶存酸素が吸着水素と反応して失われるのを防ぎ不働態化に必要な過剰酸素の吸着を有利にする。2)
塩素イオンは鉄、クロム、ステンレス鋼不働態を破壊し、あるいは不働態化を妨げる。3)そのため、あらかじめ鉄を洗浄して塩素イオンを落としてからアルカリ性水溶液に浸す必要がある。
この原理を利用した製品として、包丁専用除菌錆止め剤のラップラクン4)がある。
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参考文献
1)H.H.ユーリック 著ほか. 腐食反応とその制御 : 原理と応用, 産業図書, 1968, P83
2)H.H.ユーリック 著ほか. 腐食反応とその制御 : 原理と応用, 産業図書, 1968, P220
3)H.H.ユーリック 著ほか. 腐食反応とその制御 : 原理と応用, 産業図書, 1968, P68~69
4)「ラップラクン」庖丁防サビ除菌(殺菌)剤
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