夏場の結露による錆発生要因と対策を説明していきます。
冬場の結露による錆発生原因
結露発生原因として以下のような物がある。
発生原因1(梱包空気の冷却)
金属の梱包を行った時、その場の空気も梱包される。梱包された空気が外気により冷却されると結露が発生する。例えば30℃、対湿度60%の空気は21.4℃まで冷却されると相対湿度100%となり結露が発生する。日中に梱包され、空調のきいた部屋に入れた時や気温が下がる朝、夕に発生する。
発生原因2(高温・高湿度空気と冷えた金属の接触)
空調が効いた室内で冷やされた金属を高湿度の室外に持ち出すと、金属と接触した外気が冷やされ結露が発生する。身近に発生するものとしては、キンキンに冷えたビールジョッキの表面への結露がある。
夏場の結露による錆対策
以下の対策で結露を防ぎ、錆を防ぐ。
・対策1 乾燥剤を使用して梱包空気を低湿度に保つ
梱包時に乾燥剤を入れて梱包を行う。梱包空気が冷えた時に乾燥剤が吸湿を行い、湿度を保ち結露を防ぐ。
・対策2 外気温になじませてから開封する。
外気中に金属を梱包したまま置き、金属が外気温度になるまで待つ。金属と外気の温度差が小さい状態で開封すると、金属が外気を冷して結露することがなくなる。
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